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本県は、モロッコ王国との友好を草の根レベルで推進する「ぎふ・モロッコ王国同好会」の設立を契機に、モロッコ王国との友好交流を開始し、2007年にモロッコ王国ウジュダ・アンガッド府と日本の自治体として初めて友好関係を締結しました。
その翌年、2008年に友好の証として花フェスタ記念公園に整備されたモロッコ・ロイヤルローズガーデンを、このたびモロッコ王国の全面的な協力の下、改修することとなりました。
この日、遠くモロッコからアブダラ・アダニモロッコ王国手工芸庁長官をはじめとした関係者の皆様にお越しいただき、「モロッコ・ロイヤルローズガーデンの改修に係る覚書」を締結しました。
今回の改修によって、モザイクタイルや木彫りの彫刻など、世界に誇る伝統技術で、美しく装飾されたモロッコの庭園が忠実に再現されます。この取組みは、まさにモロッコ王国との友好交流の象徴的なプロジェクトであり、友好関係の深化につながると思います。
来年のバラのシーズンとなる6月にはオープンできるよう進めていきますのでお楽しみに!!
ねんりんピックは、60歳以上の方々を中心として、地域や世代を超えた全国の人々が参加し、スポーツや文化活動を通じて交流を深める、健康と福祉の祭典です。
来年10月、本県で開催する「ねんりんピック岐阜2020」は、「清流に輝けひろがれ長寿の輪」のテーマのもと、全国の選手団が出場する「交流大会」、だれでも参加できる「ふれあいレク大会」を、県内42の全ての市町村で開催します。
このたび、「ねんりんピック紀の国わかやま2019」総合閉会式に出席し、仁坂和歌山県知事より大会旗を引き継ぎました。
また、地歌舞伎のパフォーマンスをご披露して岐阜の魅力をPRし、来年の来岐を呼びかけました。
来年10月は東京オリンピック・パラリンピックが閉幕してからおよそ1か月後ということで、両大会の熱気をそのまま引き継ぎ、記念すべき大会にしていきたいと思います。
また、本大会は、全国からお集まりいただいた多くの皆様に、岐阜の観光・食・文化を堪能いただく絶好の機会です。
残り1年を切りましたが、オール岐阜による心のこもったおもてなしで全国の皆様をお迎えできるよう、準備を進めていきます。
名鉄名古屋本線岐南から名鉄岐阜駅間は、「開かずの踏切」としての交通渋滞や踏切事故、地域の分断などの問題点を抱え、その解消は、ほぼ半世紀にわたり地域の大きな課題となっています。私自身も、子供の頃この地域に近いところに住んでいましたので、身をもって感じていました。
数々の紆余曲折を経て、この日、岐阜市と名古屋鉄道株式会社、県の3者による鉄道高架化事業に係る覚書を締結することができました。
長年の悲願がやっと後戻りの無いところまでたどり着いたというのが私の実感です。
この事業は、交通、住環境、まちづくり、あるいは治水と色々な意味で大変有意義なプロジェクトです。
いざ事業が始まっても15年近くかかるというような大事業です。今回をスタートとして、名鉄、岐阜市と連携を図りながらスピーディーに事業を進めていきたいと思います。