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5月11日(木曜日)「世界農業遺産清流長良川の鮎」の視察のため、はるばるイタリア・ローマから国際連合食糧農業機関(FAO)ジョゼ・グラツィアーノ・ダ・シルバ事務局長がお越しくださいました。
「世界農業遺産」は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業と、それに関わって育まれた文化、ランドスケープ、生物多様性などが一体となった世界的に重要な農業システムを国連食糧農業機関(FAO)が認定する仕組みです。
国内で認定されたものは、全部で8地域ありますが、今回はその中でも本県の世界農業遺産を視察先に選んでいただきました。
視察では、美濃竹紙工房、岐阜県魚苗センター、関市の小瀬鵜飼などをご覧いただきました。また、11種類の鮎料理や鮎菓子をお召し上がりいただくなど、「清流長良川の鮎」を余すところなく堪能・体験いただきました。
事務局長との会談においては、認定後の対応こそが重要であるとの本県の取り組みを高くご評価いただきました。これからも関係機関との連携を強め、「清流の国ぎふ」が誇る世界遺産を発信していきます。
5月13日(土曜日)、可児市の花フェスタ記念公園で「春のバラまつり」がスタートしました!オープニング当日には、元宝塚女優の大地真央さんのトークショーがあり、バラと美にまつわるお話をいただくなど、花を添えていただきました。
この公園は、「世界に誇るバラ園を中心に花による感動を伝える」ことを基本コンセプトに、7,000品種、3万株のバラ園の再整備、親子連れで楽しむことのできるスポットの設置、一年を通してバラ以外の花も楽しんでいただけるような花壇の修景などを順次進めているところです。
また、ほかの3つの県営都市公園(養老公園、世界淡水魚園、平成記念公園)についても「岐阜県都市公園活性化懇談会」を開催し、各公園の再整備に向けて、専門家らとの意見交換等を進めております。
今後、順次リニューアルする県営都市公園に、ご期待ください!
5月26日(金曜日)、関ヶ原町内において、県営広域農道「西南濃3期地区」の開通式典が、武将に扮した地元の皆さんや、園児によるアトラクションとともに華やかに開催されました。
この農道は、昭和54年から整備が続けられ、今回の3期地区の開通で、念願の全区間開通を迎えました。これにより、関ヶ原と海津市が南北に結ばれ、西南濃地域から関西・北陸方面への交通の便が大変よくなりました。農道の愛称は多数の応募の中から「戦国ロード」が選ばれました。まさに、この地にふさわしい名称ではないでしょうか。
この戦国ロードが、農業用道路はもとより、生活道路として、また、県と町が進める関ヶ原古戦場の整備に資する観光道路として、大いに利活用されることを期待しております。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた動きも加速させています。
5月9日(火曜日)には、ぎふ清流文化プラザにおいて、オリンピック・パラリンピックアスリート強化指定証を151名の選手に交付しました。本県では、東京オリンピックには30人、パラリンピックに10人の県ゆかりの選手の輩出を目指しております。
また、あわせて、リオデジャネイロオリンピック競泳の金メダリスト・金藤理絵選手にご出席いただき、岐阜県民栄誉大賞受賞を記念するプレートのお披露目式も行いました。金藤選手に続けと一人でも多くの選手が東京オリ・パラに出場され、ご活躍されることを期待しております。
5月25日(木曜日)には日本の高地トレーニングエリアの代名詞とも言える飛騨御嶽高原に、滞在型のスポーツ施設「御嶽濁河高地トレーニングセンター」を開所しました。運動機能を高める専門機器を導入するなど機能を充実させ、国内外からのトップアスリートの受入態勢強化を図っています。
その他、県産材のオリンピック関連施設等への活用(岐阜県「東京オリ・パラ」県産木材利用促進協議会を平成29年2月に設立)や県産農産物のGAP認定取得に向けた取組み(岐阜県「東京オリ・パラ」県産農畜水産物利用促進協議会の平成29年5月に設立)を進めるとともに、地歌舞伎などの本県の誇る伝統文化行事などを、東京2020応援プログラムやbeyond2020プログラムの公式認証事業とし、文化的側面からも東京オリ・パラを盛り上げていきたいと考えております。