本文
南海トラフの巨大地震等被害想定調査について
南海トラフの巨大地震等被害想定調査について
1.概要
本調査では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災を踏まえ、海溝型の想定地震を複合型東海地震から、内閣府の中央防災会議で検討が進められている南海トラフの巨大地震へと見直し、内陸直下型の想定地震についてもこれまでの想定地震に加え、関ヶ原-養老断層系地震をより規模が大きい養老-桑名-四日市断層帯地震へと見直しを行い、調査を実施しました。
今回の調査で、海溝型地震では液状化による被害が、内陸型地震では揺れによる被害が、広域かつ甚大に発生することが明らかとなりました。
2.調査の対象となる地震
- 南海トラフの巨大地震(M9.0)
- 養老-桑名-四日市断層帯地震(M7.7)
- 阿寺断層系地震(M7.9)
- 跡津川断層地震(M7.8)
- 高山・大原断層帯地震(M7.6)
3.調査期間
平成23年11月~平成25年2月
4.調査結果
生活への影響等調査
平成30年北海道胆振東部地震において大規模停電が発生した事例を踏まえ、本県に影響のある南海トラフ地震及び県内主要断層帯の内陸直下地震(8地震)の震度分布や被害想定をもとに、県内に起こりうる断水や停電などの生活への影響、及び避難所での食料等の供給について予測しました。