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荒尾南遺跡土師器2
遺跡名
荒尾南遺跡
所在地
大垣市荒尾町・桧町
時代
古墳時代
種類
土師器
出土状況
大溝(SDc031)
古墳時代前期のいわゆる柳ヶ坪型と言われる壺や口縁部が受口状となる壺です。器高が25cm前後から大きいもので48cmのものまであります。これらは遺跡東部を南北に流れる大溝(SDc031)の岸辺にまとまって廃棄されていました。
人為的に孔が開けられていたり、口縁部を打ち欠いていたりすることから、祭祀儀礼に使ったものをまとめて廃棄した可能性が考えられます。この時期の大溝は埋没がかなり進んでおり、大溝廃絶に伴う祭祀(さいし)が行われたのかもしれません。