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荒尾南遺跡弥生土器11
遺跡名
荒尾南遺跡
所在地
大垣市荒尾町・桧町
時代
弥生時代中期
種類
ミニチュア土器
出土状況
溝状遺構(SDc202)
弥生時代中期のミニチュア土器です。器高は4cm〜9cmです。自然流路から入り江状に掘削されたと思われる溝の岸辺付近から出土しました。
ミニチュア土器は写真右のもののように手捏ねで簡単に作られているものが多いのですが、この遺構からは写真左や中央のもののように、その当時の壺や甕をモチーフに製作したと思われるものが出土しました。これらのミニチュア土器が出土した堆積層からは、完形となる壺や甕、礫などもまとまって出土しており、何らかの祭祀(さいし)行為が行われたと推測されます。