本文
若葉台新春防災訓練の実施
若葉台新春防災訓練を実施しました
平成25年1月20日(日曜日)に、若葉台自治会では、大規模災害に備え『みんなでいのちを守ろう』をスローガンに、全員参加、体験型の訓練を行い、防災意識をみんなで共有するため、新春防災訓練を実施しました。
防災訓練では、地域防災サポートチームの意見等を参考にし、全世帯を対象とするミニ避難訓練と参加者による体験型訓練を、若葉台防災委員会の皆さんが自ら企画・運営して実施しました。
当日は、全世帯が各組長宅に集合し、安否確認と防災チェックリストによるミニ避難訓練を実施した後、約230人の住民の皆さんが、避難場所(集会所)で防災倉庫備品等を使用した体験型訓練に参加しました。
防災訓練の準備
早朝より、若葉台防災委員会の皆さんをはじめ、多くの関係者や住民スタッフの皆さんの協力により準備することができました。
防災訓練の開始
約230人の住民の皆さんが、避難場所(集会所)に集合しました。
救護リヤカー乗車体験の実施
歩行困難者の避難場所への搬送を想定し、リヤカーの組み立てや乗車・牽引を体験しました。
可搬式ポンプ体験の実施
可児市消防団員の指導のもと、消火用ホースの接続と放水作業を体験しました。
地震体験車による震度体験の実施
可児市防災安全課職員の指導のもと、岐阜県地震体験車を用いて濃尾大地震の震度を体験しました。
チェンソー取扱い体験の実施
里山若葉クラブ会員の指導のもと、地震で家屋の倒壊により、下敷きとなった方を救出することを想定して、チェンソーによる木材の切断を体験しました。
段ボール居住空間体験の実施
段ボールによる居住スペースと簡易トイレの組み立てを行い、避難場所での居住性を体験しました。
救急・救護体験の実施
可茂消防本部事務組合南消防署員、可児市消防団員の指導のもと、三角巾による救急手当や毛布による救急担架制作を体験しました。
防災倉庫備蓄品・備品の確認
若葉台自治会設置の防災倉庫を開放し、備蓄品・備品の状況について確認するとともに、自宅における備蓄の必要性について学びました。
炊き出し体験の実施
若葉台自治会女性会の協力により、「カレー」、「ご飯」、「お茶」の炊き出しを体験するとともに、参加者の皆さんに振る舞われました。
講評・助言
今回の防災訓練では、岐阜市本荘地区で災害に強いコミュニティづくりに先進的に取り組まれている、岐阜市本荘地区自治会連合会会長の井上(いのうえ)いほり氏をはじめ、本荘地区から約15名のスタッフの皆さんにも参加・視察していただき、助言をいただくなど互いの情報交流が図られました。
地域防災サポートチームの一員でもある、可児市防災安全課課長補佐兼防災係長の田上元一(たがみもとかず)氏からは、「若葉台のように自主的な企画が、市内各地に広がっていくことを希望している。可児市としても、地域防災力をさらに高めるために引き続き応援していく。」との講評がありました。
防災訓練に参加された方の感想
防災訓練に参加された方からは、
- 体験してみて、全てのことが実際に難しいことが分かった。一度体験しただけでは、いざという時にできないと思うため、継続して参加したい。(女性)
- 特にチェンソーやリヤカーの取り扱いなど、女性が一人で行うのは難しい。災害時には、知り合いや周りの人との協力が大切であると思う。(女性)
- 多くの体験が収穫になった。日頃の防災への備えについて考えてみる良い機会となった。(男性)
- 子供が小さく、夫の不在となる日中に、災害が発生することに不安がある。子どもたちを守るにはどうしたらよいかを考えてみたい。(女性)
- 自宅には飲料水しか準備していないが、他にも備蓄品を用意しておきたい。段ボールによる簡易トイレなど、アイデア次第で準備できることが分かった。(女性)
- 普段、話したことの無い人とコミュニケーションをとることができた。企画してくれた役員に感謝したい。(男性)
などの意見・感想がありました。