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食肉の生食は要注意!食中毒になる可能性あり
食品の安全・安心ミニシンポジウム-こわい腸管出血性大腸菌-の開催結果
開催結果の詳細は、平成23年度ミニシンポ(こわい腸管出血性大腸菌)
腸管出血性大腸菌による食中毒に関する情報(抜粋)
平成23年5月6日食品安全委員会事務局
今般、富山県等で発生した腸管出血性大腸菌による食中毒事件において、飲食店で食肉を生食した小児等の死亡者、多くの重傷者が確認されていることから、厚生労働省では、生食用食肉を取り扱う営業施設に対する監視指導を緊急に実施するよう都道府県等に通知するとともに、関係営業者に対して、生食用以外の食肉を生食用として消費者に提供することがないよう衛生管理の徹底を図っているところです。牛肉やレバーなどの牛内臓を食べる場合には、次の点に十分注意してください。
- 牛肉やレバーなどの牛内臓を生で食べることはひかえること。
- 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅するので、牛内臓や牛肉を調理する際には、中心部までよく加熱すること。
- 特に乳幼児やお年寄りでは、死亡したり重い症状になることがあるので、生や加熱不十分なレバーなどの牛内臓や牛肉を食べないよう、周りの方も含め注意すること。
腸管出血性大腸菌の感染を防ぎましょう!
腸管出血性大腸菌には「ベロ毒素」という強力な毒素をつくり出す性質があります。このベロ毒素は、体内に侵入すると大腸をただれさせ、血管壁を破壊して出血をおこします。
感染を防ぐために
- 帰宅時、調理前、食事前などには十分に手を洗いましょう。
- 食肉を扱った容器、包丁、まな板は熱湯で殺菌しましょう。
- 生肉、生レバーを食べないようにしましょう。
- 食材はよく洗い、十分に加熱しましょう(75℃・1分以上)。
- 生ものは早めに調理しましょう。
- まな板、包丁、ふきんなどは食材ごとに使いわけ、よく洗いましょう。
- 調理後は早めに食べましょう。
- 井戸水は生のまま飲まないようにしましょう。
- 低温でも生き続けるので、冷蔵庫に入れたことで安心しないようにしましょう。
もしも感染したら
- すぐに医師の診察を受け、指示に従いましょう。
- 感染者の便は、ゴム手袋を使うなど、衛生的に処理しましょう。
- あやまって便に触れたときは、70%アルコール液などで消毒し、水でよく洗い流しましょう。
- 感染者の便がついた衣服は薬剤を用いて消毒し、家族のものとは別に洗濯した後、天日でよく乾かしましょう。
- 感染者は入浴をさけましょう。
腸管出血性大腸菌食中毒の予防について(抜粋)
平成23年5月4日厚生労働省食品安全部監視安全課
腸管出血性大腸菌の食中毒を予防するためには、生肉を使った肉料理を避けることや、肉の中心部まで十分に加熱することが重要です。詳しくは、厚生労働省HP「腸管出血性大腸菌に関するQ&A」をご覧ください。
腸管出血性大腸菌に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177609.html<外部リンク>
食中毒に関する情報
食中毒|厚生労働省<外部リンク>