本文
久田見祭山車[くたみまつりだし]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 加茂郡八百津町久田見 |
所有者 | 久田見祭保存会 |
指定年月日 | 昭和50年12月10日 |
久田見祭山車は、八百津町久田見字下田地内にある神明神社の例祭(4月5日)で曳き出されるものである。そしてその上で糸からくりが行われ奉納する。6基はそれぞれの地区の自治会で保管されており、特に山車の名前はない。山車を保有している自治会は次のとおりである。
薄野、小草、中盛東・西、後口・松坂、入野、野黒
各山車はいずれも木造で、屋根は黒漆塗であり、屋形は金箔朱または黒漆塗で金銀の金具で飾っている。各山車とも数度の改作で、ほとんど当初のものは残していない。しかし、その彫刻や飾りものには、安土桃山・江戸時代の初期の美術の片鱗がうかがわれる。