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念誦次第五種伝叡尊筆(願成寺)
念誦次第五種伝叡尊筆[ねんじゅしだいごしゅでんえいそんひつ]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 岐阜市大洞 |
所有者 | 願成寺 |
指定年月日 | 昭和32年7月9日 |
叡尊は鎌倉時代における戒律の復興に力を注いだ高僧で、唐招提寺の覚醒(大悲菩薩)と並んで西大寺の興正菩薩といわれた人である。大和国添上郡箕田の生まれで醍醐寺において密教を極めた。嘉禎元年(1235)西大寺を復興し浅野の尊崇を一身に集め肉身の釈迦、生身の菩薩といわれ思円仏とも讃えられた。
叡尊自筆と伝えられているこの念誦次第五種は粘葉本であり、以下の5冊本である。
摩利支天菩薩念誦次第(8葉)
如意輪菩薩念誦次第(5葉)
無量如来念誦次第(5葉)
聖観自在菩薩念誦次第(5葉)
千手観音自在菩薩念誦次第(4葉)