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懸仏[かけぼとけ]端岸寺
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 飛騨市神岡町小萱 |
所有者 | 瑞岸寺 |
指定年月日 | 昭和36年3月6日 |
飛騨市神岡町小萱[こかや]薬師の懸仏は木製で、岐阜県には類例の少ないものである。
木の円板でできており、材質はサクラ、径36.5cm、厚さ3.6cmである。表面には、上部中央に本尊薬師如来、左右下に日光菩薩、月光菩薩、下部に十二神将の名をそれぞれの月輪[がちりん]内に刻んでいる。
裏面の銘文によれば、永仁7年(1299)の制作で、大旦那は左兵衛尉藤原国家、勧進僧は覚祐であった。