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鎮護ザクラ
鎮護ザクラ[ちんござくら]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 飛騨市古川町袈裟丸 |
所有者 | 慈眼寺 |
指定年月日 | 昭和34年11月16日 |
このサクラは、飛騨市古川町袈裟丸の慈眼寺境内にある。根元の幹周囲3.72m、目通り幹周囲3.3m、樹高10.0mで、地上3.3mの高さで2幹に分かれている。両方とも雪のために幹が折れている。県下のエドヒガンザクラの中でも幹の太いものであるが、近年腐朽が進み樹勢もかなり弱っている。
伝説によれば、当山第5世和尚題柱老師が万治年間(1658〜61)国家安穏鎮護祈誓のために大和路を遍歴し、その帰途に大和の某寺から桜樹の苗木を持ち帰り、遍歴記念にこれを境内に移植したという。現在は、このサクラを鎮護ザクラとよんでいる。