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二つ葉グリ
二つ葉グリ[ふたつばぐり]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 高山市 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和32年3月25日 |
このクリは、根元の幹周囲3.5m、目通り幹周囲2.95m、樹高10.0mである。幹は2つに分かれており南の枝は折れている。枝張り東西7.5m、南北13.0mである。二つ葉の数は普通の葉の10分の1でところどころにみられる。二つ葉の形状は中肋から分かれて二つ葉になるものと葉柄の近くから分かれて二つ葉になるものがある。中肋から分かれる部位は上・中・下部とまちまちでありかつ二つ葉の大きさもまちまちである。果実はシバグリに属する小さいものである。このクリの果実をまいて二つ葉グリを生じたことによりこの形質は遺伝することは確かである。
この二つ葉グリには牧野源次の仏教伝説があり有名である。