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土岐双生竹
土岐双生竹[ときそうせいちく]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 瑞浪市土岐町桜堂、笹山 |
所有者 | 瑞浪市 |
指定年月日 | 昭和31年3月28日 |
「双生竹」はタケ科のヤダケの変種であり、地下茎の隣接する節から発芽するので一見して一節双竿、「ふたご竹」にみえることからこの名が付けられている。株をなしている数本の竹幹はその太さや節間がほとんど揃っており、「矢竹」として珍重され、「神篦」「一鎌篦竹」とも呼ばれている。
伝説によれば、源頼政が禁裏を悩ませたヌエを退治したときの矢が、自領の土岐の双生竹から作ったものであるといわれている。また、瑞浪市土岐町東部一帯は現在でも神篦と呼ばれるが、この地名も双生竹から生まれたものである。