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カンピロバクターを原因とする食中毒

カンピロバクターを原因とする食中毒に注意!

(最終更新日:2019年11月21日)

最近、発生件数が増え、注目されている食中毒菌です。
ふだんは鶏や牛などの腸管内に住み、食品や飲料水を通して感染します。
比較的少量の菌でも感染し、人から人へ直接感染したり、ペットから接触感染する例もあります。

<菌の特徴>

  • 動物の腸管内や河川、下水など自然界に広く分布しています。
  • 比較的少量の菌でも発症し、一般に1g中に100個以上の菌が増殖した食品を食べると感染し、急性胃腸炎をおこします。
  • 発症するまでの期間が、2から7日と長い。

<原因食品>

  • 食肉(特に鶏肉)及びその加工品
  • 二次的に汚染された食品(まな板などの調理器具類、あるいは調理する人の手を介し細菌に汚染された食品)

<症状>

  • 食べてから1日から7日で下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などの症状がでます。
  • また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。
 
<事例の紹介>

県内でも、今年2月に、カンピロバクターを原因とする食中毒が発生しました。
●●市内の医療機関から「▲▲市内の飲食店で会食した者が食中毒症状で受診し、便からカンピロバクターを検出した」との連絡を受け、調査を行いました。
調査の結果、患者は、同飲食店で「豚生レバー」を食べていたことが分かりました。豚生レバーは、店内のメニューにはないが、常連客からの注文があれば生のまま提供していました。

新鮮な生肉や生レバーには、食中毒菌がついていないと思ったら大間違いです。健康な牛・豚・鶏でも、腸管内にカンピロバクターなどの食中毒菌を持っています。したがって、生肉や生レバーを食べた場合には、食中毒を起こすリスクが常にあるのです。

 

カンピロバクターによる食中毒を予防するには?

大事なのは、加熱と二次汚染の防止!

カンピロバクターチラシ表(表)カンピロバクターチラシ裏(裏)

カンピロバクター食中毒予防リーフレット(PDF:697KB)

 

  • 十分に加熱調理しましょう。(中心部75℃以上、1分以上)
  • 調理器具などを十分に洗浄・消毒しましょう。
  • 食肉は冷蔵庫で適正に保存しましょう。
    (他の食品と接触させない。)

 

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