ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 教育・文化・スポーツ・青少年 > 文化・芸術 > 文化財 > > 鳳慈尾山大威徳寺跡[ほうじびざんだいいとくじあと]

本文

鳳慈尾山大威徳寺跡[ほうじびざんだいいとくじあと]

分類 史跡
指定別
所在地 下呂市
所有者 個人所有
指定年月日 昭和34年7月23日

鳳慈尾山大威徳寺跡

 大威徳寺跡は下呂市の東端、舞台峠の北方500mの御厩野地区内に存在する。『飛州志』によれば、源頼朝の発願により、文覚上人(永雅上人)が諸国を廻った際、山渓、寂莫としたこの地で、山上の池中に大龍が現れた時、文覚上人が大龍の真容を拝したく祈念すると、大龍は、小童となって現れたと伝えられる。その尊容を写して大威徳明王と称したという。文覚上人が頼朝にその偉徳を告げて大威徳寺の創建となったという。
建てられた当時の大威徳寺は壮大なもので、丈間五間四方の本堂をはじめ七堂十二坊を有する、天台宗の大寺院であったという。
現在では、雑草と立木におおわれているが、本堂の礎石や、苔むした五輪塔などが残存し、昔の姿を偲ぶことができる。