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御番屋敷先史時代住居跡[ごばんやしきせんしじだいじゅうきょあと]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 飛騨市 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和34年11月16日 |
御番屋敷先史時代住居跡は太江川にのぞむ山麓台地の南端、標高約500mの地点に位置している。昭和29年(1954)、開田工事がおこなわれた際に7基の住居跡が発見され、その内の1基が発堀調査された。この竪穴住居跡は平面がほぼ円形をし、直径5m、側壁の高さ約20cmで、側壁にそって、9個の柱穴が確認された。住居のほば中央には方形石囲炉が設けられている。遺物は縄文土器片約500点、石器類17点が、出土した。縄文土器としては、早期・前期・中期・後期・晩期の各時代のものが出土したが、大部分は中期後半の加曽利E古式類似のものである。また、石器類は、定角式磨石斧・短冊形打石斧・磨石などであった。