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知新館正門・釈奠の間附孔子画像軸
知新館(ちしんかん)正門、釈奠(せきてん)の間附孔子画像軸
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 恵那市岩村町坂下町 |
所有者 | 恵那市 |
指定年月日 | 昭和43年11月11日 |
知新館は、元禄16年(1703)に信州小諸から転封してきた松平乗紀によって創設された、岩村藩の藩校である。当初は文武所と称し学舎を城下の新市場に建てたが、後に殿町(現恵那特別支援学校敷地内)へ移した。藩校の名称も知新館と改め、佐藤周軒を招聘して儒員とし藩士の子弟の教育に当たらせた。
知新飴正門は、岩村高校(現恵那特別支援学校)の敷地に西面して建っていたが、昭和58年(1983)に、岩村城藩主邸跡に移築されている。釈奠の間は、孔子を祀った室で、岩村高等学校ができた時、正門の中に移築されたものである。室は板の間で正面に奥行90cm幅180cmの聖壇があり、孔子像を奉懸し、両側の違い棚へ経典を置いた。藩校の儒官は教室へ行く前に釈奠の間で、孔子像を拝して心を清らかに鎮めた。この画像は縦151cm、横51cmの軸で唐呉道子の描いたものの拓本であり、左上欄に至聖遺像と書かれている。