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妙土窯跡[みょうどかまあと]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 多治見市笠原町 |
所有者 | 多治見市 |
指定年月日 | 昭和55年3月25日 |
妙土窯跡は、笠原橋の東約500mの位置にある。窯は丘陵の斜面上に構築されている。昭和49年(1974)発掘調査が行われ、岩盤上に掘り込んで築かれた半地上式、単室の「大窯」型式の窯であることが判明した。床面及び両側壁の下部はよく残存しており、窯の全長7.83m、最大幅3.40mである。
本窯跡の出土陶片は窯内及び物原のものを合わせて、総数約5,600点であった。その内容は、天目茶碗・平茶碗・坏類・皿類・壺類・瓶類・鉢類・甕類及びその他の緒桶・鍋・香炉である。
本窯は発掘調査によって、窯体構造および付属作業場を明らかにできた貴重な例である。発掘調査後、遺構は埋め戻されて、保護されている。