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大萱古窯跡群[おおがや]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 可児市久々利 |
所有者 | 可児市、個人所有 |
指定年月日 | 昭和41年9月14日 |
大萱古窯跡群は大萱地区の南側山麓に築窯されている。窯株によれば、牟田洞窯、窯下窯、岩ヶ洞窯、向林窯、若林窯、八剣招窯の6か所11通りであった。
牟田洞窯は、加藤景春の次子源十朗景成が天正5年(1577)開窯したものであるといわれており、志野の名品を数多く焼いていた。窯は山斜面を利用して構築された大窯である。窯下窯は二基築窯されており天正(1573〜1592)、文禄(1592〜1596)年間ころにすぐれた黄瀬戸を焼いていた。昭和7年(1932)に発掘調査された際に、文禄2年(1593)銘入の黄瀬戸が出土したという。岩ヶ洞窯では志野、瀬戸黒等の出土がみられる。これらの大萱古窯跡群は江戸時代初期に廃窯したといわれている。