本文
大平古窯跡群[おおひら]
分類 | 史跡 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 可児市久々利 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和41年9月14日 |
大平古窯跡群は可児市南東部の山麓にあり、山之神、清太夫、由右衛の三か所に築窯されていた。これらの窯は室町時代後期に開窯されたといわれており、桃山時代には「小江戸」といわれるほどの繁栄をみた。山之神窯は大平窯最古といわれ、可児地区古窯発祥の窯である。
この窯では室町後期の灰志野・黄瀬戸・瀬戸黒などが焼かれた。
文化2年(1805)大平窯株の窯数は、由右衛門窯、紋右衛門窯、山之神窯、清太夫窯など11通りが報告されているが、これら11窯のうち6窯は当時休窯となっていた。