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銅鐸発掘の地[どうたくはっくつのち]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 可児市久々利 |
所有者 | 前畑陶器(株) |
指定年月日 | 昭和32年3月25日 |
久々利銅鐸は、享保18年(1733)に農民林八が久々利番場の狐塚の傍らから発見したものと伝えられている。狐塚は久々利地区の西方約1.2kmの位置にあり、標高150m前後の丘陵地となっている。銅鐸の出土した地点については、狐塚の南斜面あるいは中央部あたりとも言われている。この突線鈕式銅鐸は三遠式に属するもので高さが111cmで、うち鈕の高さは29cmである。鈕の外側には、3個の双頭渦文の飾り耳があったが、現在は欠失している。身は突線帯により六区画に分けられ、袈裟襷文の縦横の区画帯は斜格子目文で満たされている。