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篠脇城跡[しのわきじょうあと]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 郡上市大和町牧志の脇 |
所有者 | 明建神社 |
指定年月日 | 昭和48年11月14日 |
篠脇城跡は長良川鉄道徳永駅の東方約2kmにそびえたつ、標高486mの篠脇山にある。山頂は、三段の平地をなしており、その最上段約100m2の平地が主郭である。
それより、約4m下ったところが二の曲輪である。さらに、その下の帯状の平地は、横堀と思われ、麓から攻めのぼる敵勢に対した防御施設である。城郭を囲んで放射状にみられる30数本の畝状空堀群は、長さ10〜40m、深さ約2.5m、上幅7〜8m、底幅2mの規模である。放射線状にみられるこの竪堀は、その形が籾すり臼の目のようになっているところから、通杯「臼の目堀」と呼ばれている。この城は、下総国千葉氏の一族東氏によって構築されたものであり、美濃における中世山城跡として貴重なものである。