ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

風しん

風しんの流行について

 平成30年(2018年)の夏から国内で風しんが流行しています。平成31年(2019年)の1月から3月までの間で既に患者数は1000人を超えており、首都圏を中心に感染拡大しています。

風しんについて

 風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。風しんウイルスの感染経路は、飛まつ感染で、ヒトからヒトへ感染します。潜伏期間は2から3週間(平均16から18日)で、主な症状として発しん、発熱、リンパ節の腫れが認められます。その他、症状は不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあることから、決して軽視はできない疾患です。
 また、風しんに感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、出生児が先天性風しん症候群を発症する可能性があります。

県内の風しん患者発生状況は、こちらから(岐阜県感染症情報センターHP)

風しんの予防について

 風しんの予防は、年齢にかかわらずワクチン接種がもっとも有効な方法です。
 平成28年度の感染症流行予測調査によると、30代後半から50代までの男性の5人に1人は風しんの免疫を持っていませんでした。今回の患者はワクチン接種を受けた人が少ないとされる30から40代までの男性の患者が特に多くなっています。抗体価が十分ではない方は、予防接種を御検討ください。

  • 以下の方は、定期接種の対象者です。確実に予防接種を受けてください。
    【第1期】生後12月から生後24月に至るまでの間にある方
    【第2期】5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間にある方
  • 先天性風しん症候群の発生を防ぐため、抗体価が十分ではない方は、予防接種を御検討ください。
    1. 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
    2. 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)及びその同居者)
      ​その他、これまでに予防接種を受けたことのない人も、予防接種を御検討ください。

ただし、妊娠している方、妊娠している可能性のある方は、予防接種を受けることができません。また、接種後、2か月間は妊娠を避ける必要があります。
※接種については、かかりつけ医や小児科医等、お近くの医療機関にお問合せください。

なお、岐阜県では、妊娠を希望する女性、妊娠を希望する女性の夫若しくは同居者又は十分な免疫を持っていない妊婦の夫若しくは同居者にあって、一定の条件を満たす方は風しん抗体検査が無料で受けられます。→詳しくはこちら(岐阜県風しん抗体検査事業のページ)

<風しんの追加的対策>

 令和7年(2025年)3月末までの間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性が、風しんの定期の予防接種の対象者として追加されました。
上記年代の男性には、市町村から抗体検査及び予防接種のクーポン券が送付され、原則無料で風しん抗体検査と予防接種が受けられます。制度の詳細は、厚生労働省ホームぺージ<外部リンク>の「風しん抗体検査・予防接種の実施自治体一覧」を御確認いただき、お住まいの市町村にお尋ねください。

(定期接種に関することは、お住まいの市町村にお問合せください。)

(定期接種以外の予防接種に関することは、最寄りの医療機関にお問合せいただくか、又は「ぎふ医療施設ポータル(対応することができる予防接種で探す)<外部リンク>」を御利用ください。検索条件で「風しん」「二種混合(麻しん+風しん)」を選択し、検索してください。)

妊娠を希望する方や会社の従業員の皆さまへ

  • 妊娠を希望される方へ・・・
     妊娠中は予防接種を受けることができませんので、抗体価が十分ではない方は妊娠前に予防接種を受けることを御検討ください。
     厚生労働省提供リーフレット(妊娠を考えるなら、麻しん風しん混合ワクチンを。)風しんリーフレット<外部リンク>
  • 職場の皆さまに・・・
     今、風しんにかかる患者のうち働く年齢層の方が多くなっています。自分自身だけではなく、家族や一緒に働く方を風しんから守るために、風しん予防対策を御検討ください。
     厚生労働省提供リーフレット(従業員の皆様へ)風しんリーフレット<外部リンク>

首都圏等へ旅行を予定されている皆さまへ

  • 旅行に行く前に・・・
    風しんの予防接種歴を確認し、2回接種しておらず、抗体価が低い方は予防接種を受けてから出かけることを検討してください。
  • 旅行から帰ったら・・・
    旅行後2週間程度は健康状態に注意してください。

県民の皆さまへ(注意喚起)

  • 風しん患者と接触した場合は、発病までの期間を考慮し、接触後最大21日間の健康観察が必要です。
  • 発熱、発疹等の症状から「風しん」が疑われる場合は、感染拡大防止のため必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「風しんかもしれない」ことを連絡の上、速やかに受診してください。
    また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。

外部リンク

 風しんについて(厚生労働省)<外部リンク>
 風しんQ&A(国立感染症研究所)<外部リンク>
 先天性風しん症候群Q&A(国立感染症研究所)<外部リンク>

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)