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長江氏墓[ながえしのはか]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 不破郡関ヶ原町今須 |
所有者 | 妙応寺 |
指定年月日 | 昭和37年2月12日 |
長江氏墓は今須妙応寺本堂の北西にある。墓地は竹薮と傾斜地の間に位置している。宝篋印塔や五輪塔など25基ある。この墓所の中央に南面して、東西約5.4m、南北約3.9m、高さ0.9mの土壇がある。檀上の北側は一段高くつくられ、その上には東西に列をなして石塔がならんでいる。この中央には3基の大形の五輪塔があり、それを挟んで両端に大形宝篋印塔がある。この宝篋印塔のいずれかが、妙応寺の開基、長江重景のものであろうと推測されている。
長江氏は相模国出身で承久の乱後、長江秀景が今須へ移住し、子孫は今須領主として勢力を張った。しかし、応仁の乱後没落した。