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上保岩坪1号古墳ガラス玉
遺跡名
上保岩坪1号古墳
所在地
本巣市上保
時代
古墳時代後半
種類
ガラス製品
出土状況
上保岩坪1号古墳(9地点)
上保本郷遺跡の9地点では、今回の発掘調査で2基の古墳が見つかりました。そのうち、上保岩坪1号古墳の石室からは、壺や高坏などの須恵器、鉄鏃や刀子、鉄剣などの鉄製品と共に、青色、黄色、緑色のガラス玉18点が出土しました。分析の結果、ガラス玉はいずれもアルミナソーダ石灰ガラスによって作られ、銅イオンと鉛スズ化合物の割合によって、3種類の色を表現していることが分かりました。7世紀に入ると、ガラス玉を副葬する例は、船来山古墳群でも少なくなっていく中で、平野部の当古墳からガラス玉が出土したということは、被葬者の身分や階層を考える上で重要な資料と考えられます。
径:3mm
重さ:100mg