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宮処寺跡[ぐうしょじあと]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 不破郡垂井町 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和31年3月28日 |
宮処寺跡は垂井町の南側を東西に走るJR東海道本線とJR東海道新幹線にはさまれた一帯である。
古くから瓦類等の遺物が採取されている。出土した軒丸瓦は、単弁八弁蓮華文・複弁六弁蓮華文などで、白色、硬質であり、中房の内に19個の蓮子がみられ、白鳳期のものと考えられている。その他に円面硯片・坏・須恵器が出土している。
当寺跡は、『続日本紀』の聖武天皇天平十二年(740)十二月癸丑朔条に、「到不破郡不破頓宮甲寅幸宮処寺及曵常泉」とみえる宮処寺に比定されているが確証はない。
現在は、宅地などの開発によりその面影を留めていない。