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石津薩摩工事義歿者墓[いしづさつまこうじぎぼつしゃのはか]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 海津市南濃町太田 |
所有者 | 円成寺 |
指定年月日 | 昭和32年7月9日 |
薩摩工事義歿者墓は、曹洞宗円成寺境内本堂の西側墓地にある。間口6.6m、奥行き5.4m、高さ1mほどの石垣を積み上げ、そのまわりを花崗岩の玉垣で囲んでいる。そのなかに石壇を設け、墓石を置いている。
正門(南面して)東より
善好理元居士宝暦四年九月廿三日藤井彦八
雲津梁門居士宝暦四年九月十一日横山治右衛門
枯岩意休居士宝暦四年九月十九日薩州稲富市兵衛
義峯宗卓居士宝暦五年八月廿四日薩州石塚仁助
自天養心居士宝暦四年九月十日薩州鮫島甚五右衛門
湛月浄円居士宝暦四年甲戌八月廿一日薩州萩原堪助貞次
右側(東面して)南より
観元永喜信士宝暦四年十月五日仲間八助
元山道永信士宝暦四年四月二十八日若松円積下人八郎兵衛
空山道鉄信士宝暦五年三月十二日新野村藤蔵家来姓名不詳
応相栄元居士宝暦四年九月二十日吐田軍七
左側(東南して)北より
諦元清空居士宝暦四年九月二八日貴島助右衛門
実相本休居士宝暦四年六月二十六日永田左右衛門家来関右衛門
自現覚了信士宝暦四年七月二十七日弟子丸小右衛門家来角助
以上13基の墓を安置する。これら13士の墓は元本堂西方墓地の竹林中にあったものを大正15年(1926)、昭和2年(1927)に修墓したものである。