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石山合戦関係文書及び安養寺文書[いしやまかっせんかんけいもんじょおよびあんようじもんじょ]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 郡上市 |
所有者 | 寺社等 |
指定年月日 | 昭和41年9月14日 |
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現蔵の古文書48通は本願寺が織田信長と約10年間にわたって交戦した石山戦争の時、本願寺顕如、教如又は家老から安養寺に下した消息及び本願寺門主又は家老から安養寺へ宛てたものである。その中には、顕如の長子教如が天正8年(1580)閏3月、信長と和して石山より紀州敦賀へ移った時、安養寺と郡上門徒衆に対して無念のほどを述べ、仏法再興のために奮起を促したものや天正3年(1575)5月3日の織田信長安堵朱印状なども含まれている。
いずれにしろ石山合戦前後、美濃において隠然たる勢力を有した安養寺が本願寺に協力した史実の詳細を知りうる貴重な史料である。