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神輿、旗鉾、太鼓、コヨリ引綱[みこし、はたほこ、たいこ、こよりひきづな]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 下呂市金山町祖師野萱野 |
所有者 | 祖師野八幡宮 |
指定年月日 | 昭和48年6月13日 |
神輿は、高さ129cm、一辺の長さ94cmで、形式自体は珍しくない。しかし安政元年(1772)墨書があり、製作年代が確認できる数少ないもののひとつである。また、この製作年代の神輿は現存する中では古い方にあたるが、作りも精巧で保存状態もよく貴重である。
旗鉾は、長さ245cmで製作は神輿と同年代と考えられる。旗鉾には、小旗を上部につけた鉾と鉾を上部につけた旗竿とがある。これは朝儀や法会の儀杖(儀式の時に使う武器)として用いられたものである。
太鼓は直径60cm、胴回りは184cmあり、天和4年(1684)の墨書がある。江戸時代前期の製作と考えられ、古いもので年代がわかる数少ない民俗文化財のひとつとして貴重である。
コヨリ引綱は、神前にかかげた鰐口を鳴らすための引綱であるが、コヨリ製のものは他に類がない。これは多人数によってつくられたものであろうが、当時の庶民の信仰生活を知る上で興味あるものと言えよう。