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高田祭曳やま[たかだまつりひきやま]
高田祭曳やま[たかだまつりひきやま]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 養老郡養老町高田 |
所有者 | 高田曳やま保存会 |
指定年月日 | 昭和55年11月11日 |
これらは3台とも二階建ての名古屋形式、贅を尽くした豪華絢爛たるもので、車輪が静止したままで屋台と上屋を回転できる珍しい造りをしている。それぞれの台の特徴を下に示す。
- 西町車山(猖々車山)
宝暦年間(1751〜64)の作成と伝えられているが、寛政6年(1794)の大火で消失し、現在のものは文政5年(1822)に再建したものである。台に彫られた木彫は、信州諏訪の三代目立川和四郎富重・専四郎富種兄弟によって嘉永2年(1849)までに30面を完成させたと伝えられている。 - 東組車山(からくり人形車山)
宝暦12年(1762)に、名古屋伝馬町より購入した。現存しているからくり人形、林和靖[りんなせい]・唐子[からこ]・鶴は、名古屋で天保から嘉永年間(1830〜54)に活躍した真守の作である。林和靖が読書をしていると鶴がきて菜の葉を摘んで彼に食べさせようとするが、その鶴を唐子が追い払おうとするからくりである。鶴のはばたく様子が絶妙に表現されている。 - 下川原車山(神楽獅子車山)
天保元年(1830)に、岐阜長良北町より購入した。この伝統の獅子舞は今も継承されている。