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大橋家住宅附生活用具[おおはしけじゅうたくつけたりせいかつようぐ]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 大垣市 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和63年1月12日 |
江戸時代から旧安八郡浅草東村の庄屋をつとめてきた大橋家の生活用具を含めた建物である。濃尾平野の輪中集落における水屋を伴った屋敷の近世的形態をよく遺しており、その高い石垣上の水屋や階段・渡り廊下などは景観的にもすぐれている。また、長屋門をそなえ、濠をめぐらせた屋敷構え、広い主屋、土蔵などは、近世の上層農家の伝統的形態を示している。これらは、江戸時代の庄屋の家の形態を継承したものと考えられる。
建物は、主屋、表門(長屋門)、土蔵、離座敷及び2棟の物置があり、このうち土蔵と離座敷は水屋形式でつくられている。
水屋には、2階から屋根裏に上がる階段、屋根の一部分が簡単に取り外し、洪水の折、容易に屋根に上がれるよう工夫されている。