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堂ノ前遺跡出土品[どうのまえいせきしゅつどひん]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 飛騨市宮川町塩屋 |
所有者 | 飛騨市 |
指定年月日 | 平成9年7月29日 |
堂ノ前遺跡は宮川の左岸の河岸段丘上にあり、平成4〜5年(1992〜1993)に発掘調査が行われた。
出土遺物のうち、遺物縄文中期中葉土器97点、土偶等の土製品23点、石皿、磨石、石斧類等の石器309点、石棒等の石製品6点の総計435点が、岐阜県重要文化財に指定されている。
飛騨地域においては縄文中期前葉・中葉期の遺跡は少ない。本遺跡の出土遺物は、この時期の飛騨地域の文化を知る上で貴重な資料である。土器の器形、文様は北陸系が主流となっているが、信州系も見られる。両者が在地で混在変容している点が窺え、地域文化の様相を具体的に示している好資料でもある。
また、動物意匠文土器や土偶、彫刻石棒から、この時期の人々の精神文化の一端を窺い知ることができることも貴重である。