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岩村城絵図、平面図[いわむらじょうえず、へいめんず]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 恵那市岩村町本町 |
所有者 | 恵那市 |
指定年月日 | 昭和43年8月6日 |
岩村城は、源頼朝の近臣、加藤影廉によって文治元年(1185)に築かれたといわれ、江戸時代には、岩村藩として、丹羽氏が5代35年間、松平氏が7代170年間に渡り居城した。岩村城跡は、昭和32年(1957)12月19日、岐阜県史跡に指定されている。
岩村城絵図及び平面図は、昔日の岩村城を知るうえで貴重な資料である。城絵図は、享保3年(1718)12月17日城主松平能登守乗賢が、岩村城石垣修理の許可申請を幕府に提出したとき添付したものであり、石垣の破損箇所を一々朱引きして指示してある。大きさは縦2.12m、横1.82mである。
平面図は明治3年(1766)岩村藩士磯貝正貞が、門人と共に城内全部を測量して作ったものであり、「以三分為一間、以一尺八寸為一町」の註書がある。大きさは横364cm、縦182cmである。