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八幡神社棟札[はちまんじんじゃむなふだ]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 恵那市岩村町大路 |
所有者 | 八幡神社 |
指定年月日 | 昭和43年8月6日 |
八幡神社はもと岩村城内にあったが今は岩村城の北山麓に移され、永正5年(1508)、天文16年(1547)、元和8年(1622)、寛永8年(1631)の棟札が保存されている。
特に永正5年(1508)の棟札には岩村城主大檀那遠山頼景の願主造営と記されている。
岩村には寛延元年(1748)隆峯という者が作った「遠山来由記」という記録があり、遠山氏の系図を書き記している。岩村城は、加藤景廉の子供が遠山姓を名乗り、景朝が築城したといわれているが、この棟札によって景朝以降不明であった遠山系図に頼景を加えることが出来た。八幡神社を城内に祀ったのは鎌倉初期の頃であったろうが、現状の縄張りはもっと後世のものであろうと思われる。