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山本栄一蒐集品[やまもとえいいちしゅうしゅうひん]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 恵那市長島町正家 |
所有者 | 恵那市 |
指定年月日 | 昭和36年6月19日 |
山本栄一が郷里の恵那郡を中心に、20年近い歳月を費やして収集した考古資料は1万点にものぼる。このうち縄文土器及び土師器[はじき]等の土器類216点、環状石斧・石冠及び御物[ぎょぶつ]石器等の石器類194点を県重要文化財に指定した。
山本栄一はこれら収集した資料をもとに、昭和10年(1935)「恵那郡の石器時代」を出版した。それによれば、彼の足跡は木曽川・土岐川及び矢作川流域の他、飛騨川の上流域に及び、踏査した遺跡の総数は167か所を数える。安江赳夫[たけお]蒐集品と並んで、恵那地方の原始時代を知るうえで欠くことのできない資料である。