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養老神社経塚出土品[ようろうじんじゃきょうづかしゅつどひん]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 養老郡養老町養老公園 |
所有者 | 養老神社 |
指定年月日 | 昭和44年1月22日 |
昭和37年(1962)3月、養老神社本殿改築に伴う工事中に、本殿裏の地下1.5m程の深さから甕が出土した。甕には銅製経筒1本、和鏡3面、刀子1口及び有孔鉄製品1点が納められていた。
経筒外容器は常滑焼の甕で、器高33.8cm、口径12.8cmであり、胴部の最大径は31.2cmである。経筒は厚さ約3mmの銅版を円筒形にして鋲でとめ、底は折返して外側から胴に被せたもので、高さ26.3cm、胴径9.5cmである。蓋は盛蓋で八角形の尖端にそれぞれ1個の瓔珞[ようらく]を垂らし、宝珠形の紐には四葉を配している。和鏡は山吹双雀文鏡・瑞花鴛鴦[おしどり]文鏡及び流雲双禽文鏡の3面があるが、いずれも直径10cm程のものである。