形態の特徴 |
翅を広げた長さ34〜38mmの蛾である。前翅は青味を帯びた黄緑色の地に黄や黒、赤褐色の紋をもつ。後翅は黄褐色で、黒色の帯状紋がある。 |
生息環境 |
日本海側北海道では、海岸沿いの低標高の山地に生息する。県内では、飛弾地方のやや高標高の自然豊かな山地帯に生息する。 |
生態 |
成虫は7〜8月に出現し、10月まで見られる。幼虫はシナノキ(シナノキ科)を食草とする。 |
分布状況 |
北海道、本州、九州に分布する。国外では朝鮮半島、シベリア東部に分布する。県内では飛弾地方の高山市に限って確認されている。 |
 |
危険要因 |
道路やレジャー施設の建設など、土地開発による森林環境の悪化、減少などが挙げられる。 |
保全対策 |
|
特記事項 |
|
参考文献 |
- 遠藤弘志ほか(1982)ガ類、岐阜県産昆虫目録、岐阜県の昆虫、岐阜県:329-397
- 杉繁郎(1978)ヤンコウスキーキリガの国内分布、蛾類通信99:647-648
- 藤原麒一朗(1978)ヤンコウスキーキリガを岐阜県上宝村で採集、蛾類通信95:586
|