選定理由 |
生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく評価できない。 |
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形態の特徴 |
翅を広げた大きさが23〜30mmの蛾である。前翅は藁色をした湿地の蛾特有の色彩で白色の筋が入る。後翅は一様に白色である。 |
生息環境 |
丘陵帯や山地帯の湿地や草原に生息する。限定された環境に生息し、局地的な発生である。 |
生態 |
食草や生活史など詳しい生態はわかっていない。成虫は6〜8月に出現する。 |
分布状況 |
北海道、本州中部・北部に分布する。近年、愛知県などでも記録が出ている。県内では美濃地方の美濃市、瑞浪市に確認記録があるのみであるが、綿密な調査を行えばさらに分布域は拡大するであろう。 |
![分布情報図を拡大表示します 分布情報図を拡大表示します](/uploaded/image/9258.jpg) |
危険要因 |
開発や埋め立てなどによる低湿地の消失及び帰化植物の侵入や勢力拡大なども減少の要因となる。 |
保全対策 |
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特記事項 |
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参考文献 |
船越進太郎(1984)岐阜県美濃市休耕田の蛾類.誘蛾燈97:117-127 |