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ヌマベウスキヨトウ

ヌマベウスキヨトウ ChilodespacificaSugi 情報不足
  チョウ目ヤガ科
選定理由 生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく評価できない。  
形態の特徴 翅を広げた長さ22〜26mmの蛾である。前翅は淡い灰褐色で幅が狭く、翅頂は強く突出していて特異な翅型を示す。
生息環境 湖沼の畔や河川流域など、ヨシが群生する低湿地が生息地である。出水時には一時的に水没するが、トンボや鳥類など多様な生物の生息する環境を好む。
生態 幼虫の食草など詳しい生態はわかっていない。
分布状況 北海道、本州に分布する日本特産の遺存種である。隣県では愛知、三重に記録がある。県内では海津市などの河川沿いで確認されている。 分布情報図を拡大表示します
危険要因 道路や工場の建設など、土地開発による湿地環境の悪化、消滅などが挙げられる。
保全対策  
特記事項  
参考文献
  • 藤原麒一朗・青木哲郎(1995)海津郡海津町秋江長良川河川敷の蛾と甲虫、啓蟄35:11-14
  • 吉松慎一(1994)ヌマベウスキヨトウの幼生期と人工飼育、蛾類通信177:22-23

文責:宮野昭彦