選定理由 |
生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく評価できない。 |
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形態の特徴 |
翅を広げた大きさは39〜42mm前後の蛾である。一面が藁色の蛾であるが、濃淡の変異がある。前翅に黒紋がある。 |
生息環境 |
丘陵や平野部の低湿地帯とその周辺の草原が生息地である。公園のように管理された場所ではなく、雑草類が繁茂する放置された池沼の環境が適する。 |
生態 |
幼虫はガマ、ヨシ、ヒメガマ、ショウブの茎に潜る。成虫は8月〜9月に出現する。 |
分布状況 |
北海道、本州、四国、九州に分布するがその産出は局地的である。県内では、南部湿地帯の限られた環境に分布する。 |
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危険要因 |
埋め立てや開発による低湿地や湿地草原の消失、帰化植物の侵入などが考えられる。 |
保全対策 |
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特記事項 |
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参考文献 |
船越進太郎(1984)岐阜県美濃市休耕田の蛾類.誘蛾燈97:117-127 |