選定理由 |
生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく評価できない。 |
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形態の特徴 |
翅を広げた大きさは33〜38mm前後の蛾である。一面が藁色の蛾であるが、橙色や黄色、黒色がかったものもいる。 |
生息環境 |
低湿地帯や草原などに生息する。放置されて湿地状態の休耕田や周辺に雑草類が生い茂るような池沼が生息に適する。 |
生態 |
幼虫はいも虫型でガマの茎にもぐる。成虫は7月〜8月に出現する。 |
分布状況 |
北海道、本州に分布するが、発生地は局地的である、県内では、南部湿地帯に数ヶ所の生息地が見つかっている。詳しい調査を行えばさらに分布域は拡大すると思われるが、生息地は池沼のあるような特定地域に限定される。 |
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危険要因 |
埋め立て、開発による低湿地の消失や生息環境となる草原の消失が最大の要因である。帰化植物の侵入は無視できない。 |
保全対策 |
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特記事項 |
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参考文献 |
船越進太郎(1984)岐阜県美濃市休耕田の蛾類.誘蛾燈97:117-127 |