形態の特徴 |
翅を広げた長さ60〜85mmの胴部の太い蛾である。前後翅とも黒褐色の地に淡黄色の太い帯状紋をもつ。 |
生息環境 |
ヤナギランなどが自生する、山地帯から亜高山帯にかけての伐採跡地や明るい高原の高茎草原で発生する。 |
生態 |
成虫は6〜9月に極めて局地的に見られる。幼虫はカワラマツバ(アカネ科)、ヤナギラン(アカバナ科)を食草とする。 |
分布状況 |
北海道、本州、対馬に分布し、各地から記録されているが、最近の報告は少ない。国外では朝鮮、シベリア、インド北部からヨーロッパに分布する。県内でも飛騨地方東部のヤナギラン自生地に分布すると考えられる。 |
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危険要因 |
道路やレジャー施設の建設など、土地開発による生息環境の悪化、減少などがあげられる。 |
保全対策 |
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特記事項 |
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参考文献 |
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