本文
夢窓国師書跡「春帰家」[むそうこくししょせき]
分類 | 重要文化財 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 多治見市虎渓山町 |
所有者 | 永保寺 |
指定年月日 | 昭和32年3月25日 |
行草三字の紙本で「夢窓」の白文方印と「夢窓」の陽文方印の大小二顆の印章を捺し、装(さんずいへんに「黄」の字)は改められ、その巻止めに「夢窓国師書、春帰家、永保寺所蔵」とある。箱は江戸期のもので、蓋表に「夢窓国師三字物」、裏に「盤(石へんに「薄」の字)庵什物・夢窓国師真蹟・中之郷小嶋茂八寄付」とあり、また、これに大徳寺玉舟和尚鑑定の書状が添えられている。文に
夢窓国師之墨跡春帰家之三字玉舟披見被申可為正筆之旨候左様二御心得可成候恐惶謹言
極月三日宗嘉
とこの書跡の伝来が記されている。