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紙本墨書大般若波羅密多経巻[しほんぼくしょ・だいはんにゃはらみったきょうかん]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 郡上市美並町高砂坊切 |
所有者 | 星宮神社 |
指定年月日 | 昭和55年11月11日 |
星宮神社は、高賀山の東南麓にあり、西麓の高賀神社、北麓の新宮神社とともに山岳信仰でも地方的な特色のある高賀山信仰の中心をなすものである。この三社には、懸仏[かけほとけ]、古写経などの古い文化財が残っている。
昭和12年(1937)に国指定となった大般若経第113巻(典籍)は天歴7年(953)錦村主実貫が願主となって書写したものである。
県指定の大般若経116巻、117巻、118巻は国指定経巻と同種で紙は褐色の楮紙で折本となっている。文字は丸みをおびており、筆勢も柔らかで、奈良時代の古写経に比べると著しく和様化している。