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鉦鼓[しょうこ]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 飛騨市神岡町吉田 |
所有者 | 常蓮寺 |
指定年月日 | 昭和35年3月30日 |
鉦鼓は鉦[かね]ともいい、台につるし、または台座に伏せて楽や念仏に和して調子をとる楽器の一種である。
面径17.3cm、縁高4.6cm、裏面外径19.1cmである。表面に径8.5cmの無地円形の打座と、縁圏との中間に一条の紐線が隆起している。
両耳の間に次のような陰刻銘がある。
延慶二年四月下旬越中国薗楊田阿弥陀寺常住物
延慶2年は、1308年に当たる。薗楊田は射水郡南条保内曁[および]垣内の園柳田であろう。越中の阿弥陀寺から常蓮寺へどのように移されたかは不明である。