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加藤光正遺品膳部[かとうみつまさいひんぜんぶ]附蒔絵五段重[つけたりまきえごだんがさね]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 高山市天性寺町 |
所有者 | 法華寺 |
指定年月日 | 昭和54年3月6日 |
膳大中小各1膳、飯椀・汁椀・小平・中平・小坪・中坪各1口
煮物椀2口、酒盃9口、酒次1提、給仕盆大・小各1枚
飯櫃1合、湯桶1桶、燗鍋1口、杓子1本、箸1膳、椀蓋2枚、五段重1組
本品は加藤清正の所持品で孫光正誕生の折つかわしたもので、光正が飛騨に配流の際に持参したものである。
五段重の模様には葡萄模様の蒔絵を施し、桔梗[ききょう]紋、桐紋、折墨紋が使用されている。桔梗は加藤家、桐は豊臣家、折墨は清正のみ使用の紋章である。清正所用の脇差にも三種の紋所が施されている。