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木造唐櫃［もくぞうからびつ］
| 分類 | 重要文化財 |
|---|---|
| 指定別 | 県 |
| 所在地 | 郡上市白鳥町長滝 |
| 所有者 | (長滝)白山神社 |
| 指定年月日 | 昭和41年9月14日 |
長滝白山神社に伝来する唐櫃は、小さな荷い唐櫃である。杉材を用い、形は長方形、大面取りのかぶせ蓋造りで、脚が6本ついている。身の両側面に金銅の八弁花文の鐶付が打ってある。
外部の塗りはベニガラの上に透かし漆を塗った、春慶塗に類するものである。四方の面と蓋及び身の内部は、黒塗になっている。唐櫃の大きさは、縦76.5cm、横48.0cm、高さ44.5cmである。
唐櫃の中には、五部大乗経が納められていた。五部大乗経とは、天台宗において、華厳経、大集経、大品般若経、法華経及び涅槃経をもって、至上の大乗の法門
