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七鈴五獣鏡[しちれいごじゅうきょう]

分類 重要文化財
指定別
所在地 郡上市大和町徳永
所有者 多賀神社
指定年月日 昭和51年6月4日

七鈴五獣鏡

 鈴鏡は、明治の中頃通称薬師平と呼ばれる徳永字堀上地内において出土したもので、多賀神社本殿内に保存されてきた。
この鈴鏡は、全体の約4分の1が欠損し、鈴も4個を残すのみである。現在の鈴の配列の状況から考えて七鈴鏡である。鏡面の一部は、光沢のある灰色を呈し、銅質はかなり良好である。
文様面は、外から順に鋸歯文帯[きょしもんたい]、連続三角形組文帯、偽銘帯がめぐり、内区には、形状のくずれた五獣を配している。連続三角形組文は、三角形内を3本ないし5本の平行線で充填した複合鋸歯文を重ねたものである。
面径は11.4cm、鈕[ちゅう]の径は1.9cmで、鏡面の反りはごくわずかである。鈴は径1.5cm〜1.7cmで、鈴子には小石が用いられている。