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錫杖[しゃくじょう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 関市洞戸奥洞戸宮下 |
所有者 | 高賀神社 |
指定年月日 | 昭和34年11月16日 |
錫杖は錫(杖頭)、木柄、杖足の三部から成る。
高賀神社所蔵の錫杖は、木柄及び杖足を紛失し、現在錫だけとなっている。錫は鋳銅製で、総高31.0cm、輪径15.5cm、輪のなかに大小3期の五輪塔をかざり、輪の上にも、一基の五輪塔を取り付け、輪の左右には3個と2個の小環を懸けている。もと左右とも3個ずつの小環が付いていたと思われる。
木柄をさし込むため筒形になっているところに次の陰刻銘がある。
美州不破郡羽称住僧寿阿敬白
奉施入西高賀社壇
延文五年庚子六月一日