本文
古瀬戸[こせと]
分類 | 重要文化財 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 養老郡養老町竜泉寺 |
所有者 | 了福寺 |
指定年月日 | 昭和49年3月6日 |
高さ32.3cm、胴径18.2cm、底径7.5cm、口頸部高さ2.0cm、口径6.0cmである。白土を用い、巻き上げ法によって作られている。口造りは、下部で少し細くなったラッパ形で、口べりに鍔状の突起があり、ふっくらと張った肩から下へ、ゆるいカーブで下細りになっている。オリーブ色の灰釉がかかり、肩の下の一部に釉の剥落したところがあるほか、疵はない。
鎌倉時代中期に焼成されたものと考えられる。
この瓶子は了福寺から約1.5km離れた山中で杉の切り株の根に絡まって発見され、瓶子の中には人骨が納められていた。